2020年東京オリンピック
- Essay
少し遅くなりましたが,2020年東京オリンピックが決まりましたね。 日本人としては喜ばしい限りです。
今,日本では多くの人が7年後に思いを馳せていることと思います。 僕は7年後のオリンピックには27歳。 社会人として働くことにも慣れてきた,という頃でしょうか。 仕事を楽しめているのか。 趣味は続けているのか。 一人なのか家庭持ちなのか。 あるいは,全く想像もつかないことをしているかもしれない。 考えると楽しみな反面,恐ろしくもあります。
7年前,僕は中学2年生でした。 もうあれから7年も経ったのかと思うと驚きを隠せません。 きっと7年後もそんな風に思うんでしょう。 それでも,この7年の間に様々な変化もありました。 まず,まだ記憶に新しい東日本大震災。 7年前の僕は,「原発は安全で,原子力はクリーンなエネルギー」と教育され,本気でそう信じていました。 今はほとんど誰もそうは思っていません。 そして中学生の頃はケータイも持っていませんでした。 あの頃,誰がケータイのボタンが1つ,あるいは3つになるだなんて想像したでしょうか。 twitterやfacebookといったSNSも存在していませんでした。 今やSNSはインターネットで最も巨大なサービスの一つです。
そう考えると,7年後がどうなっているかなんて本当にわからないです。 情報分野でいえば,7年後にはiPhoneもAndoroidもSNSもなくなっていてもおかしくないし,あるいはGoogle Glassのような眼鏡型デバイスがスマホに取って代わっているかもしれません。 いつでも,どこでも,だれでもネットに繋がるユビキタス化が進むのは間違いないでしょう。
7年後の技術の進歩が楽しみです。 そして,7年後は今よりもずっと良い社会になっていることを願うばかりです。 しかし,この7年で科学は進んでも,人間社会全体は良くなったでしょうか。 その点に関しては,僕にはあまり変わっていないように思えます。 ただ技術の進歩に盲目になるのではなく,よりよい2020年の世界にむけて自分が何をすべきか考えて行きたいと,そう思います。